初めての方へ額縁の選び方

額縁について

額縁やマットは、あなたの好みやお部屋の雰囲気、インテリア家具に合わせましょう。
この時一見絵と額が合っていない様に見える場合もありますが、
マットで調節し合うようにセッティング出来ます。その為のマットでもあるのです。

  • 選ぶときの目安

    厚みのある油絵用額
    キャンバス(油絵やアクリル等用)やパネルを額に入れる場合は、
    サイズの合ったまち付の油絵用額縁を選びます。
    ドロ足
    厚みのある作品、その他の小物、記念品等を額装する際ドロ足というマチを額に付けて飾る事が出来ます。
    このドロ足は入れるものに必要なだけ付ける事が出来るので大抵の物は額装できます。 マット等も付けて飾る事が出来ます。
  • 日本における額縁の規格サイズ

    ※額の内寸で額の幅などを合わせた外寸ではありません。

  • 作品の入れ方

    • 額縁裏面の押え具(トンボ、ツメ、コロロ他)を回して裏板をはずします。
    • 作品をセットします。この時作品が薄い場合は、発泡スチロール等で動かないようにセットして下さい。(ガラス面に直接密着させると損傷するもの、ガラス面を押さえる厚みのあるものは避けて下さい。)
    • 裏板を元通りセットして、押え具で固定して下さい。この時、押え具(トンボ)に緩みがあった場合はプラスドライバーで軽くしめて下さい。
  • 額縁のつり方

    • 額縁に備え付けのひも吊り具を取り付けて下さい。
    • 付属のひも吊り具を作品が横位置か縦位置かに応じてフレーム上部より3分の1の位置にプラスドライバーでしっかりとセットします。
    • 付属のひもをひも吊り具に通し、中央部を避けた位置で2本束ねて、固く結んで下さい。
    • 額吊り金具(別売)を壁などに取り付け額縁を吊るします。作品が重い場合は、額受け金具(別売)を取り付けます。
  • 注意事項

    • 額吊り金具や額受け金具は、取り付ける壁面や場所に適したものをお使いください。また確実に固定され、作品の重さも含めた額の重さに十分耐えられるか確認して下さい。(もろい壁には、絶対に使用しないで下さい)
    • 壁面内部の電気配線に注意して下さい。
    • 吊りひもは備え付けのひもか同等以上の強度のあるものを使用して下さい。
    • ひも吊り具は備え付けのものを使用して下さい。それ以外のものを使用する場合は目的にかなった同等以上のものを使用して下さい。
  • 使用上のお願い

    • フレームが汚れた場合は、柔らかい布で乾拭きして下さい。
    • 直接日光に当たる場所や火気のある近く、ストーブの近く又、冷暖房の吹き出しが直接当たる場所には使用しないで下さい。
    • 押え具(トンボ)は外さないで下さい。又、押え具(トンボ)ひも吊り具が緩んだ時はプラスドライバーで締め付けて下さい。
    • ガラスの取り扱いには十分注意して下さい。額縁を持つ時はフレーム部分を持たないで額全体を両手でしっかりと持って下さい。
    • 年に1~2度定期的に金具の緩みやサビ、ひもの損傷、結びを点検して、痛んでいる場合は交換してしっかり取り付けて下さい。
    • 小さなお子様の手の届く場所。
    • 大切にされている物の上、壊れやすい物の上、割れやすい物の上。
    • 寝室など、人の頭や顔に当たる位置の上。
    • 猫の触りやすい場所など等

マットについて

額に絵(一枚ものの)を入れる際にマットやマウントと言われる
厚口ボード紙(紙以外の材質もある)を使い規格額やオーダー額とのバランスも保ちます。※マットのみのご注文は電話・FAXでも受け付けております

  • ダブルマット(二重マット)

    • マットを2枚合わせてマット断面を2重にしラインの様に見せる事が出来ます。
    • ダブルマット(二重マット)の内側のマットは額縁と同系色がお薦めです。
  • マットの種類と材質

    多くのマットは紙製で、日本ではオフホワイトやベージュなどの色目を選択される方が多いようです。欧米では、黒やカラーが盛んに使用されている様ですが、日本の住宅事情を考えると淡い色のマットが無難だと思われます。マットによっては綿スエードや布、ビロードなどがあります。マットの刃先に面金や面銀と言われるものを付けて更にアクセントを付ける場合があります。

  • マットの役割

    • 規格サイズのもので一回り以上の大きさの額にマットを合わせる事によって絵を入れることが出来ます。
      (マットの窓は、自由なサイズ、自由な形で空ける事が出来ます。)
    • 絵と額の間にマットを入れる事によって、バランス良く見え、絵とガラス面(又はアクリル)との付着を防ぎます。
    • 絵と額のバランスが取れる、ワンクッション置ける、コントラストを付ける、メリハリを利かすなど色んな使い道があります。
  • マットの選び方

    まずは、額を選ぶ事から始めて頂きます。その方がよりスムーズに選んで頂く事が出来るのです。と言うのも額の選び方によって似合うマットも変わってくるからです。

表装について

まずお客様のサイズがどの寸法になるかお確かめ下さい。
大切な掛け軸を収納される際、桐箱に入れ保管される事をお奨めします。桐箱5,000円〜(防虫香付)

  • まずこれだけは知っておこう

    半切(ハンセツ) 幅35cmくらいまで
    連落(レンオチ) 幅35cm以上52cm以内
    全紙(ゼンシ) 幅52cm以上70cm以内
  • 掛軸の種類と仕様

    • 丸表装

      シンプルでスッキリした感じのベーシックタイプ作品を生かし布はあまり主張しない。

    • 三段表装

      丸表装に比べると豪華で重みのある仕上がりで格調高い雰囲気が楽しめます。又、この三段表装に風帯をつける仕様もあります。

    • 仏表装

      伝統の仏用の表装になり裂地は紺や赤などの金欄となります。又、風鎮などを付けてさらに掛け軸を飾る事も出来ます。※風鎮なども各種取り扱っております。